営業許可を取ってから、OPENまでの準備期間は1週間。
せっかく実家の前で営業するんだから、まずはご近所さんに知ってもらわなきゃいけない。
出来上がったチラシを持って、ご近所へ挨拶に回った。
「8月11日から、ここでキッチンカーを始めます。」
「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。」
そんな気持ちで、一軒一軒ご挨拶。
そして、新聞屋さんにもチラシを持ち込んだ。
できることは、とにかくやる。
そんな感じで準備を進めて――
8月11日。
いよいよOPENの日を迎えた。
……が。
OPEN時間になった頃、
まさかのゲリラ豪雨☔️☔️☔️
「これはダメかもしれない。」
正直、そう思った(笑)
初めての営業。
せっかく準備してきたのに、いきなりこの雨。。。
そんな中でも、来てくれた人がいた。
中学からの友達3人。
初出店の日に、わざわざ買いに来てくれた。
それだけで、すごく嬉しかった。
雨上がり…ご近所さん達も来てくれた。
「〇〇の娘かー。」
父を知っている人が、こうして私のところへ来てくれる。
なんだか、お父さんが、
「頑張りなよ。」
って背中を押してくれているような気がした。
そんな初日から始まった、実家前での営業。
息子の従姉妹母子も、岐阜からわざわざ来てくれた。
パート先の人も、名古屋からわざわざ来てくれた。
旦那さんの元仕事先のアルバイトの子たちも来てくれた。
「始めたんだね」と顔を見に来てくれる人。
応援するために買いに来てくれる人。
本当にありがたかった。
実家の前という場所だったからこそ、こうして来てくれた人もたくさんいたと思う。
人とのつながりって、ありがたいな。
そんなことを感じた10日間だった。
……でも。
現実は、そんなに甘くない。
応援してくれる人はいる。
わざわざ足を運んでくれる人もいる。
それでも――
ほぼゼロの日もあるくらい、売上は厳しかった。
材料代もかかる。
ガソリン代もかかる。
キッチンカーを動かすだけでも、いろんなお金がかかる。
「このまま続けていけるのかな。」
「どうしたらいいんだろう。」
そんなことを考えるようになった。
始めたばかりなんだから、最初はこんなもの。
そう思いたい気持ちもあった。
でも、現実には売上が必要だった。
応援してくれる人たちの気持ちが嬉しいからこそ、
ちゃんと商売として続けていける形にしなきゃいけない。
そう思った。
実家前での10日間。
嬉しいことも、ありがたいことも、たくさんあった。
でも同時に、
「キッチンカーって、思っていたよりずっと厳しい。」
そんな現実も、身をもって知った。
「さて……どうしよう。」
そう思っていた頃。
ひとつのDMが届いた……。

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